カノンの海外ドラマ漂流記

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ドラマ「ライン・オブ・デューティ」シーズン2 Ep3 感想 ~ シーズン1から続くあの事件が関連!? Netflix

9月に入って、連日シーズン6撮影再開のニュースが届き、SNSは楽し気ににぎわってます。そしてついにシーズン5も配信再開、Netflix に帰ってきました!(こちらでも追記しました) 英国BBCの骨太クライムドラマ「LINE OF DUTY」。

 
 
 
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↑元気にロケ中♪ こちらはのんびりシーズン2のネタバレ感想記事でございます。

 

前回、ついに逮捕されたリンジー・デントン警部補(キーリー・ホーズ)。AC-12(汚職特捜班)のメンバーを徹底調査、録音して正式な資料として残すという反撃に出ました。何をしでかすか分からない、しかも優秀な調査能力にぞっとしたはず。

 

この後は、警察側の捜査とデントンの動き、両方が交互に描かれます。最後に収束して一件落着となるのかどうか、シーズン1の苦い最終回が思い起されますね。

 

  

殺された証人は、シーズン1の「トミー」でした! 警護していたエイカーズの関与は?

第3話 “Behind Bars”。「獄中にて」という意味だそうです。デントンのことですね。

保釈申請は却下され、収監されて看守(でいいのかどうか不明です。刑が確定する前みたいですが一応刑務所かな?)にまで嫌がらせを受けています。

 

 

 

 

さて、シーズン1の最終話で超重要キャラに浮上したドット・コッタンが再登場です! 

マシュー “ドット” コッタン警部補に昇進してAC-9 というチームを率いています。証人保護が専門のようでして、ついに今回の事件で移送中に殺された証人が明らかになります。

 

なんと殺された証人はシーズン1の極悪犯トミーでした! ドットとつながっていて、うまいこと罪を逃れたはず。ドットのことはまだ警察内部にはばれていません。

トミーはなかなか口を割らないので免責を失いそうな状態だったそうです。トミーは警護を担当していたジェーン・エーカーズ巡査部長を信頼していたので、エーカーズも標的だった可能性があるらしい。

 

AC-12とAC-9の合同捜査になりましたが、襲撃事件については

●口を割りそうなトミーを犯人が殺した=さらなる黒幕がいる

●エーカーズが情報を犯人に流した可能性もある

と考えているようです。いずれにしても警察内部からの情報もれは確実ですから、エーカーズなのかデントンなのか他の誰かなのか。ドットがどう関係しているのかも気になります。

 

エーカーズの調査となれば、AC-12捜査官のケイト・フレミング巡査(ヴィッキー・マクルーア)ダブル不倫関係にあった夫リチャードにも話を聞かないわけにはいきません。

 

スティーブ・アーノット巡査部長(マーティン・コムストン)はケイトと一緒にリチャードを訪ねます。当然、ケイトは早く打ち切ろうとしてスティーブは釈然としない感じ。

ですがケイトは、後になって結局スティーブに話をしました。襲撃事件の夜、リチャードがケイトにジェーンが話したがっていると電話してきたことも伝えます。スティーブは、リチャードのことを話すのは「僕だけにしろ」と言ってくれますが、ドットのチームがエーカーズの口座に5万ポンド以上振り込まれていたことを発見! 

エーカーズも容疑者候補となってしまいました。

 

デントンとチーフ・ドライデンの過去が影響します

刑務所は酷かったです。

汚物入りの食事を食べさせられ、ジムで他の囚人達に襲われ、看守に熱湯をかけられ・・・なかでも一番怖いのはデントンの暗い目つきなんですが。

 

ケイトは何度もデントンを訪ねます。目的は、公衆電話から病院に電話をして看護師の名前を聞いたと認めさせること。

 

 

 

 

この2人の間で話された主な内容は・・・

●襲撃事件の犯人も使っていた元整備工場で遺体が見つかった。顔・指紋が焼かれ、歯も抜かれているのでまだ身元不明。デントンが捜査していた失踪事件、カーリーかもしれないが、DNAのサンプルが紛失したので調査中。

身元が分からないと浮かばれない、というデントンは真に迫っていて、カーリーのことを親身に考えていたように見えました。つらい仕事だから希望が欲しかった、というのも本音かもしれません。

 

襲撃事件に関わったのは、偶然電話を取ったから。この主張はぶれません。

何度聞かれても、受話器を取ったから、警官が助けを求めたから、自分が必要とされたから。エーカーズとは全く面識はない。

後々、なぜこの時、署にいたのか、は論点の一つになります。

 

家族がいる警部たちのために勤務を交代してあげたのに、誰も助けようとしないと怒ってます。真実ならそりゃそうだと思いますね。

 

公衆電話は認めました

入院している証人が自分の無実を証言してくれるかもしれないと思ったそうです。派遣会社を装って担当看護師の名前を聞いたそうですが、有罪には結び付きそうにありません。

 

●ケイトは検察が秘匿特権を申請、認められたことを伝えます。つまり、ケイトの通話記録は、他の事件や警官の情報が洩れる恐れがある機密情報なので守られるということ。

 

デントンは、すべてもみ消すつもりねと疑心暗鬼になりました。襲撃事件だけでなく、刑務所で襲われたことも何もかも自分を陥れるワナだったと。

 

●そして、私を逮捕するしかなかったのねと言い出します。そう仕組めるのは高官だけ。過去に5年間不倫の関係だったドライデン警視監補(マーク・ボナー)だと、爆弾発言です!

 

ケイトは捨てられた復讐だと反論しまして、確かにデントンは必死なんですけど本当に無実だったらなりふり構っていられないのも納得。追いつめられてまた目が据わっててひたすら怖いです、キーリー・ホーズ・・・。

 

インタビューシーンを通して(“尋問” になるのでしょうか。聞き取り調査のような感じですが)刑務所での暴行により弱っていたデントンが、徐々に怒りをたぎらせていく感じが不気味でした。

看守に暴行する妄想シーンもありまして、暗く攻撃的な人物描写は迫力です

 

↑珍しく4人組の写真がありました。ドットはうまいこと馴染もうとしてます。情報を知る必要がありますからね。スティーブを飲みに連れ出したり、ケイトと3人で密談したり。

 

ケイトたちは、ドライデンの調査も始めました。妻のスピード違反身代わり事件を報道されたチーフ・ドライデンは、批判を避けるためにデントン逮捕の情報を親しい記者に流します。あからさまに保身に走ってましたね。

最後、スティーブはデントンを訪ねて「あなたを信じる」と伝えていました。

 

次回、エーカーズ、ドライデンの調査も進むことになるのでしょうか。

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