ティモシー・シャラメではございません(生まれてないし)。
公開当時25歳のカイル・マクラクラン(Kyle MacLachlan)が主役を務めた1984年版の「デューン/砂の惑星」です。
原作を読んだのがたぶん中学生くらい。最近、映画のリメイクの話を知り、懐かしくって見てしまいました! 作品自体はアレですけど😅
Netflix配信中です。
ここから始まったデヴィッド・リンチとの名(?)コンビ
1959年米・ワシントン州出身のカイル・マクラクラン。Wikipediaによると、舞台で活躍した後、映画初出演が「デューン/砂の惑星」でした。
監督はご存知デヴィッド・リンチ。「イレイザーヘッド」(1976)、「エレファントマン」(1980)の次が本作でして、大コケしたはず。
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↑撮影中のお二方。「ブルーベルベット」の頃かな? 若いっ!!
「デューン」の次が映画「ブルーベルベット」(1986)、そして伝説のドラマ!「ツイン・ピークス」(1990-91)へと続きます。
わたくし「ツイン・ピークス」→「X-ファイル」でアメドラにはまり、「セックス・アンド・ザ・シティ」で “趣味:海外ドラマ” を自覚した世代ですので、カイル・マクラクランはもう懐かしいというか海ドラの原点のような人。端正な超絶イケメンなのにとぼけた味わいがど真ん中です。
↓「SATC」シャーロットと。
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「ツイン・ピークス」(2017)は未見ですみません。最近はすっかりグレーヘアというか白髪紳士なイメージですが、当時はこんな↓
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↓お隣はパトリック・スチュワート。ピカード艦長になるのはこの3年後です。2枚目は最近のお二人。
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2020版を想像しながら見るのが楽しい!
このカイル・マクラクランの役がティモシー・シャラメになるわけですね。
Kyle MacLachlan in Dune (1984) and Timothée Chalamet in #Dune (2020) pic.twitter.com/MAnh2Z6S9R
— IMDb (@IMDb) May 10, 2020
ティモシー・シャラメの役名は「ポール・アトレイデス」だそうですが、カイル・マクラクラン版は「ポウル」です。これ、原作の翻訳の表記のままだったと思います。
現在は新訳が出ているらしく分かりませんが、当時のハヤカワ文庫はそうでした。ええ、表紙も挿絵も石森章太郎先生でした!!(そこに惹かれて買いました)。
この本でSFにはまり、ハヤカワ文庫という存在を知り、お小遣いにぎりしめてワクワクしながら通った本屋さんまで思い出します。挿絵というかイメージイラストが何点か含まれていたと思います。実家を捜索すれば出てくるかしら。
↓最新版。
カバーが映画の写真になってるバージョンもありました。
この本に出てくる「恐怖は心を殺すもの」というフレーズが気に入り、小心者だったワタクシは(今もですけど)先生や親に怒られる前に心で唱えていたのも懐かしい思い出です。
原作者フランク・ハーバートと↓
↓母親役はフランチェスカ・アニスでした。2020版ではレベッカ・ファーガソン。
After you've watched the #DuneMovie trailer for the thousandth time, you can stream David Lynch's Dune on @hbomax. pic.twitter.com/whIcDXt990
— HBO (@HBO) September 14, 2020
↓チャニ役は「ブレードランナー」(1982)のショーン・ヤング。2020版ではゼンデイヤ。
#Dune reboot may have found its director. https://t.co/65s5xGq7wt pic.twitter.com/82LrVahEHe
— Variety (@Variety) December 22, 2016
↓先ほどのパトリック・スチュワートが演じた強ーい味方ガーニー役はジョシュ・ブローリンに。
↓父レト・アトレイデス公爵役はユルゲン・プロホノフからオスカー・アイザックへ。
↓スティングが演じた悪役ハルコネン男爵の甥フェイド役は見当たりませんでした。同じく甥のラバンが出るからいいのかな。
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↓ダンカン役はジェイソン・モモアらしいのでパワーアップしそう。
↓ポウルを助ける役で「NCIS : LA」などのリンダ・ハントも出演してました!
↓皇帝役ホセ・フェラーは、「ツイン・ピークス」「NCIS : LA」ミゲル・フェラーの父上です。
↓そーしーてー! 不思議な力をもつ(魔女ともいわれる)集団の教母たち。その重要人物だったのがシルヴァーナ・マンガーノ! 2020版では教母の一人としてシャーロット・ランプリング!
↓そしてそしてー! ケネス・マクミランが演じた宿敵ハルコネン男爵にステラン・スカルスガルド!
ハルコネンのルックスは少々気分悪くなるのでご本人の写真にいたしました。
だってヴィジュアルは・・・デヴィッド・リンチ節全開なんです。
神話的なSF世界と異形の濃厚世界がデヴィッド・リンチ趣味で展開。当時のお粗末なCG(特撮?)との相乗効果で・・・苦しい、微妙な、はっきり言ってB級カルト作品になってしまいました。「スターウォーズ」より後なんですけどね。砂丘は素晴らしかったけど。
お話としては、筋だけ継ぎはぎした、はっきり言って薄ーい作りです。
監督なのに最終カットの権限がなかったそうで、映像は撮ったけど編集には関われなかったということでしょうか?
でもいいんです。何より原作が好きだし、カイル・マクラクランはどこから見ても美しいし。
きっと2020版はストーリーもしぼって練ってくるのではないでしょうか(偉そう)。最新技術を駆使して、ほかにも豪華キャスト多数出演。12月公開予定なので楽しみですね。
あ、物語は、雨の降らない砂の惑星の稀少物質争奪戦やらかたき討ちがからまった遠い未来のSFです。
最後に音楽。
1984年版はブライアン・イーノとTOTOが話題でした。
2020版はハンス・ジマーとのことで、きっと素敵。期待です!
最後に最後に、2018年来日時のカイル・マクラクランです↓
↓2021