面白かったです! 暗くて少々長いんですけどね。ドラマ「エイリアニスト(The Alienist)」Netflix配信中です。
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左から、NY市警のサラ・ハワード(ダコタ・ファニング)、精神科医=エイリアニストのドクター・ラズロ・クライズラー(ダニエル・ブリュール)、NYタイムズ紙の挿絵画家ジョン・ムーア(ルーク・エヴァンス)。
この3人が中心となって犯罪捜査をする物語です。いい組み合わせではないですか! しっかり者の女性と融通の利かない堅物な学者と自分勝手でお調子者なアーティストに違いない、と思っておりました。
(おおむね違ってはいませんでしたが、ルーク・エヴァンスはお調子者でなく、社交的でとっても善い人でした。)
時は1896年のニューヨーク。当時の新聞の挿絵画家とは今の報道カメラマンみたいなものですからね。ジョンのイラストが事件を解くカギにもなるはず。まずはシーズン1の予告動画です↓
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米TNTの制作で、2018年にシーズン1全10話、2020年にシーズン2「暗闇の天使」全8話が配信されました。まずはシーズン1の感想です。あ、事件の詳細は省いてます。人間関係メインのネタバレ感想です。
キャラクターが良かった作品でした!
キャストを通してストーリーを紹介します
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サラ・ハワード(ダコタ・ファニング)です。タイトルロールのドクター・クライズラーから紹介するべきなんでしょうが、まずは華のあるダコタ・ファニング。
NY市警に初めて採用された女性職員で、警視総監(つまり警察トップ)セオドア・ルーズベルトの秘書の仕事をしています。
母が亡くなった後、父に育てられた一人っ子で、独立心と強さを学びました。だから銃も乗馬もこなせるし、ワインよりウイスキーが好き。とはいえ男勝りでアグレッシブではなく、知的で冷静で判断力のある女性です。が、父は自殺しており、その影響から抜け出したいけれどドクターに分析はされたくないと思っている。
ジョン(ルーク・エヴァンス)とは子供の頃から家族ぐるみのおつきあい。
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ラズロ、ジョン達と警察との連絡係として活躍します。聡明な女性なので、調査能力も高く、鋭い指摘をすることもしばしば。チームでぶつかりながらも事件解決に努めます。
1994年生まれのダコタ・ファニング。妹はご存知エル・ファニング。
素敵な女優さんになりましたね! ショーン・ペンの娘役「アイ・アム・サム」は2001年、撮影時6歳前後のはず。以来、真面目に着実に成長して、芯のあるこんなに格好いい役者さんになりました。
↓のポスト。8歳のとき、アレック・ボールドウィンにもらった脚本用バインダーを今も愛用しているそうです。
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子役から大成するのは大変ですからね。本人の意識はもちろん、甘やかさず見守ってきた大人たちにも感謝です。
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ドクター・ラズロ・クライズラーはダニエル・ブリュール。ドラマ冒頭で、精神医学が未発達だった19世紀、精神医学に携わる研究者をエイリアニストと呼ぶ、と紹介されます。
ラズロは、問題がある(と思われていた)子供たちのための施設を兼ねた研究所(クライズラー・インスティテュート)を運営しています。子供の頃、父親との関係から片腕が事故で不自由になったラズロは、子供の問題には特に力を入れているようでした。
シーズン1は、男娼(少年)たちの連続殺人事件がテーマです。
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自身も心に重たいものを抱えているわけですね。でも高名な医学者で、警察には煙たがられながらも一目置かれる有名人。ドイツ系の名家の出身ということもありそうです。
シーズン後半では、引き取って面倒を見ていた女性が殺されて、さらに殻に閉じこもってしまいます。愛していることを自覚した直後だっただけにつらそうでした。
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↑意外にも?猫派のダニエル・ブリュールは1978年生まれのドイツの俳優。と思ったら生まれたのは母親の母国スペインだったそうです。すぐ父親の母国ドイツはケルンに移って育ってますけど。
「グッバイ・レーニン!」(2003年)、「ラベンダーの咲く庭で」(2004年)で広く知られるようになりましたが、ワタクシにとってはニキ・ラウダです! 「ラッシュ/プライドと友情」(2013年)、ライバル役がクリス・ヘムズワースでした。
ハンサムなんだけどそうじゃないんだかよく分からない、でも端正なお顔でして、信頼できて作品を引き締める存在感ある俳優さん。この人が出ているだけで安心感をもってしまいます。
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ジョンと正装のツーショット、かっこいいです。
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そしてジョン・ムーアがルーク・エヴァンス! 公式インスタではReporterと書かれるほどジャーナリスト寄りのお仕事。怪しさと紙一重のスマイルがたまりません、と言いたいところですが、そんな雰囲気は封印して、とっても信頼できるラズロの親友です。
「君は人が誰しも望むところの善だ」とエイリアニストに言われるほど、善良で心の美しい人間なんです。それだけに巻き込まれ型ではあります。いきなり殴られたり拉致されるのは、たいていルーク・エヴァンス。
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やはり名家のお坊ちゃんで、家族に起きた事故のせいで親とは疎遠になっているらしく祖母と2人暮らし。このおばあさまがトボけているのに鋭いことを言ういい味出してて、孫が可愛くてしょうがない感じ。さらに、昔、婚約者を親友に奪われた過去がありました。
つまり、誰もが何らかの過去を背負っていて、きっとどう脱け出すか、または折り合うかもテーマのうちなんでしょうね。
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そして実は、ジョンはサラが大切で心配で気になって仕方がないのでした。一応プロポーズもしています。
サラはドクターのことが気になるみたいですが、尊敬なのか恋愛感情かは自分にも分かっていないみたい。サラとジョンにうまくいってほしいです!
と、こんな3人が中心のチームです。とても仲が良さそうで、ほっこりする写真がたくさんありました。長く続いてほしい作品になりそうです。
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19世紀NYの雰囲気が素敵。社会がどう変わっていくかも気になります
アクションも少々。毎回ではありませんが。
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ところで、微妙に現実とリンクしているこのドラマ。ラズロ、ジョンのハーバード大学の同級生でもう一人、セオドア・ルーズベルトがでてきます。
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本当にNY市警のトップを務めていたそうです。大統領になるのは1901年ですから・・・あとたった5年! 後々もからんでくるのでしょうか。米国視聴者はそのつもりで待っているに違いありません。
学生時代の因縁があってとっても仲良し、というわけではありませんが、事件解決のためにラズロ達と協力します。
(今のところ、政治家として活躍するところまで行っていないので、存在感は今ひとつ。もう少し活躍させてほしいキャラです。)
腐敗や汚職でいっぱいの官僚組織、特に警察組織を何とかしようと改革に乗り出します。が、抵抗勢力の警官やOBに邪魔される、というパターン。
汚職警官たちは犯罪組織とつながり、上流階級の罪は隠蔽しておいしい思いをしているので、本当に邪魔邪魔。J.P.モルガンまで口を出してくるので捜査がスムーズに進みません。
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なんですけど実は、上流階級のドロドロとか暮らしぶりや豪華なインテリアが見ててとっても楽しい。当時のNYの勢いやファッションにも注目です!
警察の全面協力は難しいものの、頼もしい部長刑事2人がチームに参加します。二卵性双生児の法医学のスペシャリスト! 解剖したり凶器を探したり、当時の最新技術「指紋」照合などで活躍します。
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左が兄ルシアス、右が弟マーカスのアイザックソン兄弟。マーカス役はダグラス・スミスですね! 「ビッグ・リトル・ライズ」S2のコリーです。美形だけどクセありの弟を印象的に演じておりました。
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2人とも気になる俳優さんなので次シーズンでも注目です。
事件の方は。
何人もの少年たちが殺されますが、その行動パターン、傷の特徴などから犯人の考えや行動の理由を探るエイリアニストチーム。現代でいうプロファイリングに近い捜査ですね。時に関係ある地域に出張したり、危ない目にあったりしながら、膨大な資料を調べながら、徐々に近づいていきます。
ラズロは「犯人になり切らないとその心理は分からない」と思い詰めたりします。そしてたどり着いた犯人は、自らも虐待を受けた人物でした。猟奇殺人なので要注意な映像も多いです。
・・・と、事件の詳細は省略いたしましたが、最後に被害者になりそうだった少年を救い、犯人と元悪徳警官と対決し、ラズロ自身も浮上することができました。
キャラクターがみんな魅力的なので、見ていてとても楽しかったです。
できたら暗く重い思わせぶりなシーンは減らしてスリム化してもらえるといいな。と思いつつも次シーズンを早く見なくちゃ!
仲良さげな皆さんが楽しんでますもの。↓月に吠えるラズロ&ジョン(2枚目)。
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ゴージャスです!↓
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