カノンの海外ドラマ漂流記

気ままな海外ドラマ中心のブログです。ネタバレ記事中心です。

ドラマ「エイリアニスト」シーズン2「暗闇の天使」Ep5&6 感想 ~ 子供を発見! ですが新事件が起き、ジョンとサラには変化が

エイリアニスト=精神科医のドクター・ラズロ・クライズラー(ダニエル・ブリュール)、私立探偵サラ・ハワード(ダコタ・ファニング)、NYタイムズ記者ジョン・スカイラー・ムーア(ルーク・エヴァンス)の3人が協力して19世紀末ニューヨークの凶悪犯罪を捜査します。

これまでのお話はこちらへ。シーズン1。シーズン2の第1&2話第3&4話。Netflix配信中

 
 
 
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第5話「窮地(Belly of the Beast)」、第6話「死を想え(Memento Mori)」まとめ感想です。

 

何人もの赤ん坊を誘拐していた元看護士リビー・ハッチ(ロージー・マキューアン

捜査の目的
●スペイン総領事リナレス夫妻の娘アナを取り戻すこと
リビーを逮捕すること

 

そのための手法やサイドストーリーの注目点は
リビーとは何者なのか? 性格や犯行動機、生い立ちを探ることが必要になります
ジョンとサラの関係性。ジョンの婚約者の父ハーストやバーンズなど反対勢力の動きも捜査に影響しそう
●赤ん坊を取り返されたサラは、次なる誘拐を計画しています!

 

リビーの人格が変わりつつあるとプロファイリング

 
 
 
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前回逃走したリビー。逮捕のためには、次の行動を予測して探さなくてはいけません。

 

そこで、サラ、ラズロ、ジョンを中心に、リビーの心理状態を分析。前半、リビーが殺した看護師長の部屋で、サラがリビーになりきって行動を追い、看護師長の瞼にも絵が描かれていたことを発見します。

 

まだまだ精神医学が未発達だった19世紀のお話です。(フロイトが注目を集めていた時代ですからね。)試行錯誤しながらプロファイリングを行っていました。

 

これまでの犯人像は、

●医学的な知識、スキルがある。

子どもが欲しかった、または失った女性。哀しみと嫉妬を抱えている。

●犯人は、人形に悪を閉じ込めた。残酷な行為と自分を切り離し、愛することができる。

つまり、リビーは失った子供の代わりを探しているのではないか、ということ。

 

ですが、リビーは看護師長を残忍に殺し、赤ん坊と同じように瞼に絵を描きました。これまでとは行動パターンが変わり、狂暴化しています

探偵ビッツィーが脅威となり、看護師長に虐げられていたことがきっかけのようでした。

 
 
 
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そこで新たに言及されたリビーの特徴は、

●変異した人格のままではいられない。さらに変異が続くと、別人格を制御できなくなり精神が破綻する。

●死んだ自分の子供はリビーのなかでは成長が止まっている。さらった子供が我が子より成長したら危険。

(ちなみに医学用語は分からないので正しい言葉遣いではないはずです)

 

2人のエイリアニスト、ラズロ&実験心理学教授カレン・ストラットン(ララ・パルヴァー)の共同作業も進行中。

ラズロの施設の少年ポーリーがマジックに夢中になったことから

●興味をもつ対象がない人間は(リビーのように)虚構の世界に生きるようになる。

とも語っていましたね。

↑グー・グーです。けっこうイケメン。

ハドソンストリートのギャング団、ダスターズの首領グー・グー・ノックスとリビーが恋人関係だったことが判明。

 

授乳するようなシーンが目撃されたため、ラズロは異常な母乳性愛だとして、その対象であるリビーの分析がますます難しくなったと感じています。

 

が、“異常” ではないと断言するストラットン教授が男前でした。当時、フェティシズムや同性愛がどうとらえられていたか詳しくは知りませんが、難しい対象だったのでしょう。

行為・行動そのものより、探求しようというラズロのキャラクターに関わるお話だったかな。

 

サラとジョンはグー・グー・ノックスが所有する火事で焼けた建物を見つけ、赤ん坊を世話していた部屋にたどりつきます。リナレス夫妻の娘、アナを無事保護することが出来ました。

 

最後に、リビーは本名エルズペス・ハンターと判明します。

サラに共感を覚えたのなら、語ったことに一部真実が含まれているはず、と調査した結果でした。
父親がブルックリン橋で命を絶ったこと、母の名はマロリー・ハンターだったこともニューヨークタイムズの古い記事で突き止めます。

人形を購入した E・H につながりました。マンハッタンを出て故郷ブルックリンに隠れているようです。

 

思いが通じたジョンとサラですが・・・

 
 
 
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切ないお話でした・・・。

ようやくお互いの気持ちに素直になり、愛を確認した2人でしたが盛大な婚約パーティもしてしまいましたからね。

 
 
 
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バイオレットと。

  

新たな誘拐事件発生!

 

子供が欲しい(必要な)リビーは、精神的に追いつめられて以前から狙っていた赤ん坊を誘拐します! でも、思い通りにならないといら立ったりします。

 

誘拐にはもちろんグー・グーも協力。相手は、鉄道王バンダービルトの孫でした。

 

 

これは上流階級にとっても一大事!

友人の新聞社主ウィリアム・ランドルフ・ハーストが協力。さらに、バーンズ元警視ドイル警部などのNY市警、最大手ピンカートン探偵事務所が総力戦で捜査することになりました。

 
 
 
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↑古いタイプの頑固おやじで悪徳警官スレスレのバーンズさん。

 

もちろんスペイン総領事リナレス夫妻の事件を解決したサラも呼ばれまして、バンダービルトのお眼鏡にかなったサラが捜査の指揮をとることになりました。

 
 
 
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リビーの隠れ家からバンダービルト家の紋章入りの記念品を発見していましたからね。

この事件がシーズン2のクライマックスになりそうです!

 

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●実在キャラがたくさん登場する「エイリアニスト」。

 

世界史でも破格のお金持ち、コーネリアス・バンダービルトが登場しましたが、1世だと年代的に合わないので、2世かもしれませんし、名前だけ借りたのかもしれません。ドラマは1897年。

 

ほかに、マジシャンフーディーニも出てきましたが、ギャングのハドソンダスターズ、グー・グー・ノックスも本当にいたみたいです。もちろんグー・グーのキャラクターは架空のものでしょう。

 

 

ラズロカレン・ストラットン、いい雰囲気です。

 

シーズン2はサラを中心に話が進み、ラズロは主にプロファイリング担当です。
おかげで、そういう理由でこの行動だったのね、と分かりやすくなりました。時代背景を説明する役割にもなってます。

 

なんですけど、もう少し踏み込んだ分析があって、心理戦になるといいなと思ってしまいました。

格好いいストラットン教授との関係も確かなものになるといいですね。

 

 

 

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