カノンの海外ドラマ漂流記

気ままな海外ドラマ中心のブログです。ネタバレ記事中心です。

ドラマ「エージェント物語」シーズン1感想 ~ 本人役ゲストスターと一緒にトラブル解決!

パリの芸能事務所「ASK」を舞台に繰り広げられる、エンタメ界の裏側ドラマ。フランスの名優たちが本人役で出演することも話題です!
メインキャストと概要はこちらへ

 

原題「Dix pour cent」英語タイトル「Call My Agent!シーズン1のネタバレ感想です。映画愛に溢れたお話でした。Netflixでシーズン4まで配信中。

 

【第1話●セシル】
ハリウッド大作のためには美容整形が条件?

 

ガブリエルが担当するセシル・ド・フランスは、数年に及ぶハリウッド超大作のオーディション中タランティーノの3部作らしいです。
演技力も完璧な大物女優ですが、ハリウッドからは年齢で不採用。

乗馬レッスンも頑張ったのに・・・。

マチアスはキャスティングディレクターに対し、とても厳しいパリでの撮影を実現するには文化庁にコネのある自分でないと無理、と取引します。ハリウッド側の条件は、頬のラインを変える事。

 

役を得るにはリポフィリングがマストと提示されます。もちろん事務所としては受けさせたいけれど、「私の顔は変えません」が信念だったセシル。

 

クリニックには来ましたが、施術を受けることなく出て行きました。受けるわけない、と待っていたガブリエルと共に帰ります。

【感想】
フランス女の心意気ですよ! 

ハリウッドには従わないというセシル・ド・フランスが美しくて、オフの(庭仕事の)ファッションも素敵で、さすがシリーズプレミアです。
「大型契約は逃したけど大女優は確保」したガブリエルでした。

 

何とか事務所に潜り込もうとするカミーユも肝が据わっていましたね。

 

【第2話●リンとフランソワーズ】
大物2人、長年の確執を乗り越えることができるのか

 

歌手になりたかったけど大女優になったフランソワーズ・ファビアンと、女優になりたかったのに大物歌手になったリン・ルノー

 

ASKの創業者・大物エージェント、サミュエルの死をきっかけに2人の確執が表面化します。

フランソワーズの担当はサミュエルでしたが、アンドレが引き継ごうとします。
ミシェル・ピコリ“80歳のボニー&クライド”的な映画作品にキャスティングされていましたが、サミュエルの死がショックで降りると言い始めます。  

リンにはガブリエルがアプローチ。フランソワーズの役にリンが名乗りを上げ、2人の競争が激化。アルレットによれば、若い頃、サミュエルを取り合った仲でした。

 

そしてサミュエルの葬儀セレモニーでも盛大に当てつけあいをしますが、最後は二人でデュエット。映画は年配のレズビアン同士の逃避行という設定で作られることになりました。

 

なお、サミュエルの未亡人エレーヌは事務所を売る言い出し、パートナー4人で資金調達を目指すことに。

カミーユは、親しくなった若手俳優イポリットがマチアスの息子だと知ります。

 

【感想】
年をとってもパンチが効いて生命力のある女優たち、かっこよかったです! この映画があったら見てみたいですね。

 

【第3話●ナタリーとローラ】
本音を言えない母と娘が共演?

共に女優のナタリー・バイローラ・スメットが母娘共演の映画のオファーを受けます。

素晴らしい脚本で、全編2人きりの映画。3か月、海で撮影するため精神的に大きな負担となりそうです

 

2人とも、親子の関係が壊れることを恐れて出演したくない。

が、辞退するとお互い嫌がっていると思われるので、わざと監督に拒否されるようにする作戦にでました。

 

ナタリーは大げさで下手な芝居をし、ローラは気まぐれでわがままな若者役。

最後は2人一緒に監督に会い、不満はあってもそれぞれが大切に思っていることを再確認しました。2人とも出演は辞退します。

 

なお、ガブリエルのミスから税務調査が入ることになり、アンドレアは好みの調査官コレットに猛アプローチ。

ガブリエルはソフィアの舞台に感動し、マチアスはライバル事務所(スターメディアのフランソワ)に引き抜きをオファーされました。

【感想】
わざと下手なふりをするというナタリー・バイにマチアスが「できるのか?」「私を誰だと思ってるの」さすがでした!

 

会議室の会話劇だけで納得の個性と芝居を見ることができて楽しかったです。

 

【第4話●オドレイ】
起死回生のイメージ戦略とは?

 

2人の子供を最優先するオドレイ・フルーロは、税金を払えないほど経済的に困った状態。

若手監督の脚本に感心したマチアスは、オドレイを売り込みます。 

体型を戻したりポールダンスの練習をしたり頑張りますが、前途多難。ロケ地が海外であることにも納得できないオドレイでした。

そこに元々主役にキャスティングされていた女性が現れ、役を譲ります。

 

お金が必要なオドレイはロシアの富豪のパーティに出席したことがタブロイド紙でスキャンダルになり窮地に。

マチアスの案で、ロシア人からの全額をユニセフに寄付することで評判を取り戻しました。

事務所ではサミュエルが社費を私的に流用していたことが判明し、税務調査はますます厳しくなります。

 

マチアスとスターメディアの契約書がばれますが、ドイツの会社に買われないよう移籍のふりをしたと思われ、皆に感謝されました。

 

【感想】
情にもろくてお役所嫌いな天然オドレイ。

私生活もまとめて面倒見る度量がなくてはマネージャーは務まらないこと、イメージも経営も戦略が大切なことがよくわかりました。

 

【第5話●ジュリーとジョイ】
関係の悪いアーティストへの対処法

 

ジョイスターとジュリー・ガイエは喧嘩中のカップル。険悪な2人のせいで共演している映画の撮影は遅れに遅れます。

それぞれの担当であるアンドレアとガブリエルもロケ地に駆けつけますがケンカばかり。

が、撮影中に火事のアクシデントでお互いの気持ちに素直になり、美しいラブシーンを撮影することができました。

所属の脚本家を育てヒットしたTVドラマがあるのですが、天狗になった若手俳優のためにこちらも関係が悪くなります。

2人とも同じくASKの所属で、関係修復は絶望的。ですがカミーユ署名サイトを立ち上げ救済に成功。しかし写真に文句をつけ、スタッフを侮辱した若手君をマチアスはクビにしました。

 

ようやく税務調査官コレットと交際を始めたアンドレコレットアンドレアの出張先までやって来るほど順調。というかストーカー気味?

なお、マチアスの妻の父が出資し、マチアスがADKを買収して社長になる計画が発表されました。そしてカミーユが好きなのに拒まれ続けて理由が分からないマチアスの息子イポリット。妻はついにマチアスとカミーユの関係を問いただします

 

【感想】
行方不明の俳優を呼び出すのに「スピルバーグが呼んでます」に笑いました。

 役者の悩みはもちろん多岐に亘りますから、演技のこと、脚本のことも分かっていないとマネージャーは務まらないのですね。大変なお仕事です。

 

【第6話●フランソワ】
舞台は成功。それぞれの問題は続く・・・

 

名優フランソワ・ベルレアン×若手演出家ベルの舞台が危機的状況。話題作まちがいなしの秀作なのに・・・。モリエールの「ドン・ジュアン」新演出のようです。

作品の核は舞台に作られたプール。ですが、フランソワは泳げないのでした。公演中止になれば莫大な違約金、フランソワは映画界から干される可能性がでてきます。

 

何とか2人を和解させようとアンドレアが必死で動き、舞台は成功します。

が、コレットは仕事優先のアンドレアが不満。別れることになりました。

 

・マチアスは離婚の危機。妻に家から追い出されます。
ソフィアはオーディションを受けますがダンスができず問題を起こす。
コレットは税務調査の結果を発表。浮気用のホテルの部屋や洋服など公私混同がひどく、追徴金は必至、召喚もあり得るといいます。マチアスの義父の資金をあてにできなくなり、税務上の問題が公になれば買い手がいなくなって破産の可能性! という状況で終わりました。

最後は「きっと大丈夫」とファミリーのように帰るシーンでした。アルレットとアンドレアは映画に行こうと話します。「大変な時でも映画があるから大丈夫」でした。

 

【感想】
戯曲の解釈や演出の話は面白かった。理屈っぽい評論家や象徴にこだわる演出家。舞台の世界の議論ってこんな感じなんでしょうね。

 

マチアスがカミーユの母と出会ったときは、カンヌで3日間行方不明になったそうです。カミーユの扱いに困惑していたマチアスですが、親子として自然に接することができてよかった。

 

 

なお、わたくしのお気に入りはアンドレアです!
役者を説得するためなら塀を乗り越えたり、番犬と走ったり。恋愛沙汰のトラブルも多いけど、仕事が好き過ぎる暴走キャラ、見てて楽しい!

 

シーズン2も楽しみです!

 

 

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