カノンの海外ドラマ漂流記

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「エレメンタリー」シーズン7 Ep10 感想 ~ オーディンの事件、女性の殺害事件の両方が展開

ドラマ「エレメンタリー  ホームズ&ワトソン in NY」、「路地裏の美女(The Latest Modelネタバレ感想です。

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事件はしっかり2本立てです。

「路地裏の美女殺人事件」と「オーディンが絡むコンラッド事件」。オーディン関連は次回にも引っ張りそうなので、分けてみます。

 

【路地裏の美女事件】18年前の事件と同一犯? 模倣犯?

 

NY観光ミステリーツアーの最中に、とある路地裏で女性の遺体が発見されます。

18年前、オータム・クリアリーという女優が絞殺されたのと同じ場所・同じ物証。関係性があるはずと考えて捜査を進めます。

 

遺体のアザから、18年前の真犯人は当時の恋人と結論づけたシャーロック(ジョニー・リー・ミラー)ジョーン(ルーシー・リュー)

真犯人は既に死んでいましたが、妻に話を聞くと「夫は知られていない不動産を持っていた。その一室が愛人との別宅だった。子供のために通報しなかった。すでに他の人物に売却した」

 

この建物の裏が遺体のあった路地でした。

 
 
 
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問題の部屋から路地までは、建物を出て1ブロック近く歩かなくてはいけないことが分かります。

 

そしてその部屋は、今ではモデルアパートになっていました。世界中のモデルが一時的に滞在する場所で、無認可のホテルのようなもの。常に20人ほどが滞在し、滞在者は毎日入れ替わります。

 

今回の被害者は、リトアニア出身のモデル、カミール・ボロッカと分かります。

シャーロックは、室内の隠し扉に秘密のエレベーターがあったことを発見。愛人と密会するためのものでしょう。このエレベーターを使えば、部屋から直接路地裏に出ることができました。

 

ビルの現在の所有者は、モデル達の下着泥棒は認めます。が、殺人には関わっていないようす。カミールの携帯を提出し、カミールが薬物依存者を支援する団体と連絡を取っていたと分かりました。

 

【路地裏の美女事件】カミールの姉レジーナも殺されていた

 

支援団体のラネットによれば、依存症だった姉レジーナがヘロインの過剰摂取で亡くなり、カミールは罪悪感をもっていたといいます。

レジーナを調べた検視官は、カミールと同じスタンガンの跡を見逃していて、殺人だったと分かります。が、カミールが私立探偵に姉の死の調査を依頼していたと思い出しました。しかし、この探偵も遺体で発見されます! やはり同じスタンガンの跡がありました。

 

探偵のPCや携帯は持ち去られていたものの、クラウド上に残った画像からレジーナと親し気な気になる人物を発見。

“パンダソルト”という覆面DJでした。

 

やはり覆面DJ兼音楽学者の“MCオートキャット”↓に協力を依頼。曲調からパンダソルトを探し、ロングアイランドのDJエイモス・デューク・メシアンと突き止めます。

 

【路地裏の美女事件】狙いは赤ん坊だったと判明

 

実はレジーナはエイモスの子どもを産んでいました

別れたものの、民間の養子縁組業者に依頼することはやめ、自分で育てることにしたそうです。

 

産んだ後に殺されたことは確実。

病院の監視カメラの画像から、依存症支援団体のラネットがレジーナに付き添っていたと分かります。

養父母から仲介料がもらえなくなるため、母であるレジーナを殺し赤ん坊を奪ったのでした。

 

調査を始めたカミールと探偵が邪魔になり、同様に殺していたようです。

 

【オーディン】盗作を恨む人物がターゲット

 

シャーロックの家にやって来たIT長者オーディン・ライヘンバッハ(ジェームズ・フレイン)は、MI6もモサドもインターポールも自分の側についている、殺人防止プログラムは海外でも実践していると告げます。

 

そして試金石として一つの事件を持ちかけました。協力を断れば他の人物に殺させるし、うまくいけば私の間違いを正すことができるだろう、と。

 

ターゲットはウェスリー・コンラッド。ポッドキャストで公開していた歴史ミステリーをバートラム・イワンに盗用されたと怒っている人物です。

 

これが「悪魔の足」!

映画化したイワンを恨んで試写会を襲撃するはずだという分析でした。

 

【オーディン】シャーロックの提案にもかかわらずコンラッドは死亡

 

銃を手に入れたらしいコンラッド。

シャーロックはコンラッドに法的な支援を申し出ます。正当な手続きでコンラッドの犯行を食い止める計画でした。

 

イワンと試写会は無事でした。

が、実家に滞在していたコンラッドは肉切り包丁で両親を殺害、自身も自殺という事件を起こします。

 

「私は彼が殺人を犯すことを見抜いていた」というオーディンとシャーロック達が決別するシーンで終わりました。

 

~~~~~感想~~~~~

 

●オーディン関連の事件、後を引きそうですね!

残り3話ですから、このコンラッド事件を皮切りにいろんな展開があると期待しています。

 

MI6をはじめとする幾つかの国際機関に協力を依頼していたシャーロック。

どんな助っ人が現れるかも気になります。

 

●そして原因がコンラッドVSイワンの「悪魔の足」というのが大サービス!

 

本物の(コナン・ドイルの)シャーロック・ホームズの事件ですね。(忘れてましたけど・・・)

毒草「悪魔の足の根」を使い、遺産を狙って兄弟をころすお話。今回は、コーンウォールで起こった歴史的な事件として登場しました。

 

そういえば時々シャーロック・ホームズの事件簿のアレンジがあったなと、今さらながら思い出した次第です・・・。

 

●「路地裏の美女」事件は、どんどん広がって面白かったです。

クラウド上のデータを忘れているあたり、犯人は完全に素人でしたけど、容疑者が多くて面白い着地でした。

 

●ラネットが「ヘロインの依存は怪物」と説明するシーンがあります。そもそもの始まりを思い起こさせました。

 

 

↓ガスの点検といってコンラッドの実家を調べたシャーロック。こんな場面はありませんが。 

 
 
 
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