カノンの海外ドラマ漂流記

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「エレメンタリー」シーズン7 Ep12 感想 ~ ホームズ捨て身の作戦とは?

ドラマ「エレメンタリー  ホームズ&ワトソン in NY」、「ホームズ最後の事件(Reichenbach Fallsネタバレ感想です。

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最終回へ向けて、思わせぶりなタイトルが続きます。原題はそのまま “ライヘンバッハの滝” です!


前回、オーディン・ライヘンバッハ(ジェームズ・フレイン)をあと一歩まで追いつめながら逆襲されたシャーロック(ジョニー・リー・ミラー)たち。

 
 
 
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↑最近は「スタートレック: ディスカバリー」などのジェームズ・フレイン。いろんな作品で忘れられない印象を残す個性派ですね。

 

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オーディンの手法が変化。狙いは “プロの殺し屋” を雇ったこと

 

モーランド・ホームズ(ジョン・ノーブル)殺害と同時に、証人アニーも殺されていました。

数名の護衛といっしょに殺され、隠れ家は焼け落ちたとのこと。

 

憔悴しきったシャーロックですが、オーディンの手法が変化したことに気づきます。

ネット上で危険人物を監視し、賛同者に犯行前に殺させることで正義を行っているというオーディン。

 

これまでは、ミヤーズ、アニーのような素人を取り込んで殺しをさせていましたが、コンラッド、モーランド、アニー殺害は明らかにプロの仕事

捜査を逃れるため、手っ取り早く完璧な殺人事件を行ったということです。

 

ジョーン(ルーシー・リュー)マーカス・ベル刑事(ジョン・マイケル・ヒル)も、オーディンの信奉者を寝返らせることは難しいけれど、プロなら金で動いている、この“プロ”を見つけることが突破口になるはずと捜査を始めます。

 

モーランド事件の現場で爆発。証拠から分かったことは・・・

モーランドの遺体は盗難車に乗せて遺棄されていました。

 

遺体に近づこうとしたとき、車のドアが新しい部品で付け替えられていたことにシャーロックが気づき、全員を下がらせます。

そして爆発。シャーロック達が近づいたときを見計らっていたようです。

とはいえ、シャーロックが気づいたことで、この作戦は失敗したことになります。

 

 
 
 
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車や遺留品を調べたときに、シャーロックがモーランドの時計の中身に気づきました。

 

モーランドが身に着けていたのは祖父からもらった1937年製のパテックフィリップのカラトラバ。10万ドル以上するはずなのに、安物とすり替えられていたようです。

 

つまり、犯人の一人が高価な品を奪ったとしてマーカスが時計修理店を捜査。持ち込んだ人物の関係者を特定しました。

 

グレッグソン警部 VS オーディン

 

ミヤーズに殺されそうになったグレッグソン警部(エイダン・クイン)。信頼できる検事、判事を選び、ネットを使わずに捜査をすると決意しています。

俺の仲間に手を出すな、と直接警告しました。というか宣戦布告。

取締役会のメンバーを入れ替え、これまで以上に権限を強化したらしいオーディンは、あらゆる問題に解決法はある、と自信たっぷりでした。

 

実行犯は元傭兵のグループ。関係者を追及します

 

時計を盗んだ人物は元陸軍レンジャー部隊同じ民間の軍事会社にいた元傭兵のグループを特定したマーカス。

しかし、3人とも射殺され、庭の石釜で燃やされていました。シャーロック達を爆殺する作戦で失敗したためです。

 

この軍事会社アグリアノスは倒産していましたが、アグリアノスに仕事を依頼したことのある人物フレデリック・ウェンツを何度か聴取します。

元傭兵たちを殺したと分かりますが、末期がんで証拠もなく起訴は不可能。

 

シャーロックは、オーディンに最初に会ったときに行動すべきだった、時間を与えてしまったと悔やみました。

 

マクナリー捜査官に会い、最後の作戦へ

 

傭兵たちの捜査中、シャーロックは、オーディンに協力しているNSA(国家安全保障局)のマクナリー捜査官(ティム・ギニー)に会いに行っていました。

再度説得を試みますが「もう自分の手に負えなくなった」と怯えています。

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↑今回は少し髪がのびていましたが。

 

マクナリー捜査官は、オーディンに直接会いに行きます。捜査関係者は増える一方だと話しますが、オーディンは警察には仮説しかない、データはNSAがコントロールしろ、もう自分たちは運命共同体だと拒否しました。

NSAならあらゆる通信データにアクセスできるから、と。

 

そのころ、ジョーンに対し、殺害計画しかないと話したシャーロック。マクナリー捜査官のクローン携帯を作り、銃を持ってオーディンを橋に呼び出しました。

「君は撃たないと分かっている」というオーディンに「時には暴力でしか解決できないものもある」と言うシャーロック。

推論による殺人を正当化はできない、人は決断したり間違いをおかす自由をもつ、後悔も背負う」と話したシャーロックに「君は過去にとらわれすぎだ。未来を見ない」と言うオーディン。「過去を背負うのが正義というものだ」と話した後、争いになったようです。

 

ジョーンからシャーロックがオーディンを殺すつもりだと聞いたグレッグソン警部たちは現場に駆けつけます。

銃声の後、残っていたのはオーディンだけ。「仕方なかった」 と言いながら逮捕されます。

 

もみ合った後、オーディンがシャーロックを撃ち、シャーロックは川に落ちたようでした。

 

橋に大量に出血しており、水温が低いなか、6時間たっても見つかりません。

グレッグソン警部はオーディンに、世界中の弁護士を雇えばいい、罪は逃れても裁判ですべて暴露される、俺の友人を殺したんだと話しました。

 

最後のシーンはフィレンツェ

ドゥオモが見える美しい家を購入しに来たのは、怪我をしたシャーロックでした

 

~~~~~感想~~~~~

● コナン・ドイル「ライヘンバッハの滝」ですね。オーディン・ライヘンバッハという名前で登場したときからひょっとしてと気になりましたが、最後は川という設定でした。

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Wikipediaより

ホームズがモリアーティと共に落ちて亡くなったとされたライヘンバッハの滝(スイスでした)。

 

絶対生きてると思いましたけど、ホームズの帰還がどんな最終回になるのか、ジョーンとの関係が気になります。

そして実はモーランドも生きてるんじゃないかと思ってましたが、それはなさそう・・・。

 

そういえば、ナポレオンの黒真珠の話は原作では帰還後でしたね。
シーズン7第1話でちらりと出てきて、メインの事件ではなかったので省いたのですが、
死んだことにしての復活劇は最初から示されていた、ということでしょうか。

 

原作をしっかり読んで把握している人にとっては、面白い仕掛けがたくさんあるんだろうと思います。

原作そのままでなく、にやりとしてしまう小道具や人物設定として使われることが多いので。

 

●マクナリーさん、こういう形で引っ張るとは思いませんでした。

演じるティム・ギニー、「ライ・トゥ・ミー」や「グッド・ワイフ」などとっても出演作が多くて、何となく見覚えはあるのですが、個人的になぜか覚えにくいお顔で・・・。


でも、NSAは全国民のあらゆる通信データにアクセスできる、ってはっきり言わせましたね。

 

●事件自体は、欲を出して高級時計を盗んだところが突破口になりました。

 

持ちかけられた時計屋さんは、うちはきちんとした公認の修理業者だと主張していました。高級ブランドはこういうところがしっかりしているので侮れません。

 

今回の犯人は高級品には素人でしたが、美術品や宝石など高級品が専門の犯罪者は鑑定のシステムやファッション業界にも強くないといけないんだな、専門化するよなあと思ってしまいます。

 

●それから、グレッグソン警部の「市警が相手だ」は格好良かったですね。

政府機関がオーディン側の可能性があるとなると、やっぱり泥くさくても一番身近で最前線といえる警察が最後の砦。

そんな真面目な警察関係者へのエールのような発言は嬉しいものです。

 

●とはいえ、どんなに気を付けてもメールやネットの閲覧履歴をオーディンが探っているのは承知の上。

シャーロックが厳しい状況であることを口にしたのは、もちろんわざと聞かせるためでしょう。

 

「俺が最後のホームズだ」はこれまでのシリーズを思い起こさせて寂しくなりますね。

父親のことを「愛情を感じたことはなかったが(そんなはずないと思うけど)巨人だった。無敵の」とジョーンにだけ話してました。

 

 

次回、グランドフィナーレです。

 

 

 

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