カノンの海外ドラマ漂流記

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ドラマ「LAW & ORDER: SVU 性犯罪特捜班」シーズン21Ep16 感想 ~ ロリンズ家とハディードの過去が描かれます

FOX放送中のシーズン21第16話「痛みの克服(Eternal Relief From Painネタバレ感想です。

 

今シーズンも中盤だな、と思っていたのですが、シーズン21はコロナの影響で23話のはずが20話までの放映になっていたのを思い出しました。

お蔵入り3話の放送は未定だったかと。

 

ということは、残り4話。あら、もう終盤だったのですね。あっという間で寂しいなあ・・・

 

NBCでは2020年2月27日放映の第16話、久しぶりに妹キム・ロリンズ登場

薬物中毒の困った妹にはいつも悩まされますが、今回は父親ジムまでNYに来てしまいました。

 

そんなキムの体験から捜査が始まり、実はハディード主任検事の同級生の話につながっていく・・・というエピソード。

ようやくハディード掘り下げ展開になりました。

 

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キム逮捕。2歳の息子を連れ、姉を頼ってやって来た

 
 
 
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2年間連絡を絶っていたキム・ロリンズ (Lindsay Pulsipher)が、姉アマンダ・ロリンズ刑事(ケリー・ギディッシュ)を頼ってやって来ます。

 

仮釈放中なのに薬物の過剰摂取で逮捕され、でも2歳の息子メイソンの親権は手放したくない・・・と身勝手な主張は相変わらず。

 

安定していたから、と精神疾患の薬は飲むのをやめ、鎮痛剤に依存していました。

そして、息子と暮らすためにも検察と取引をしたいと言い出します。

 

処方箋と交換にセックスを強要する医師を逮捕

 

なんと、医師を売るから息子と暮らせるようにしてほしいというものでした。

 

ここはもちろんロリンズ(姉)がおとり捜査。問題の医師ポール・カペジオが自分のペニスに注射しているときに、フィン(アイス-T)キャット(ジェイミー・グレイ・ハイダー)が踏み込んで逮捕しました。

(↑これ以上は見たくない、ですよね。)

 

そして取り調べでは、 「セックスは交換条件の一つに過ぎない」「私だけじゃない、業界の慣習だ」と主張するカペジオでした。

 

これを聞いてバネッサ・ハディード主任検事(Zuleikha Robinson)は、 カペジオは小物に過ぎない、同罪の医師はもっといるはずと言い出します。

 

DEA(麻薬取締局)にまかせては? と言うオリビア・ベンソン警部(マリスカ・ハージティ)検事補のカリシ(ピーター・スカナヴィーノ)を遮っての決定。

 

ここから、カペジオを利用しての潜入捜査が始まります!

 

事件は製薬会社へ波及。キャットとオリビアが潜入捜査

 

捜査はカペジオの人脈を利用して進みます。

まず、キャットが製薬会社と接触。営業担当のティファニーと親しくなり、接待要員としてスカウトされました

 

同時に、オリビアが医師としてティファニーの会社、ハリントン製薬のイベントに潜入

 

ティファニー&キャットと性的関係を持とうとした医師を逮捕し、さらに製薬会社本体へ迫ります。

↑左がティファニー。元AV女優で、対人スキルを買われて営業として雇われたそうです。オキシコドン売ってます

 

医師のストレスを軽減するよう楽しませれば、たくさん買ってくれるそうで、成績優秀な営業担当です。

 

キャットは営業の新人として、オリビアはやり手の経営者としてハリントン製薬の営業マネージャーに近づきますが、なんとイベントでハディードが社長のウィリアム・ハリントンに接近!

 

ハリントン製薬の3代目は、何とハディードの元カレだったのでした!

 

ハディードが潜入して製薬会社の不正を暴く

 

大学の同級生だったハディードは、ハリントンに友達として警察の潜入捜査を知らせます

そして、ハリントンの話を録音していました😲

(ハディード登場を知ったオリビアとキャットは愕然としていましたが)

 

ハリントンは、「ビジネスのためにどんな接待をしようと自由だ」、さらに「君を新しい法律顧問として迎えたい。それまで捜査状況を教えてくれればいい」と懐柔。

 

カリシの読み通り、会社ぐるみの不正だったのは明らかです。

 

そして「別れたのは間違いだった」「私との結婚をお父様が許すはずがなかった」ですって!

 

ハディードにとっては苦渋の決断で、「友情を利用したのは卑怯よね」と複雑でしたが、ハリントンの起訴につながりました。

 

法廷に入る前、「検事への出馬はあきらめろ(地方検事のことかな)。僕の気持ちを踏みにじった」とハリントンに脅されても、証人として裁判にのぞむハディードでした。

 

ロリンズ家では、父ジムが救急搬送。キムの心境の変化は・・・

 

一方アマンダは、何とか一時的にですがキムの息子メイソンの親権を認められます。そこへ何と父親ジム・ロリンズが登場。

キムが電話をしたそうで、困った親子です・・・ ↑そしてアマンダ、いやそう。

 

アマンダは渋りますが「自宅では酒も薬も無し」を条件に泊めることに同意。

しかし、ジムは酒と薬の過剰摂取で発作を起こし搬送されました

 

「孫と娘に償いたい」と話していたのに、結局これです・・・。一命はとりとめたものの、手紙を残して勝手に退院してしまいました。

 
 
 
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キムは、「たとえ問題のある親でも、自分が立ち直るためには受け入れなきゃだめだと思った」そうですが、裏切られましたね。

 

その後、キムは更生するために自ら刑務所に入り、メイソンはロックランドの(アマンダとキムの)母親に預けることになりました。NYの近くらしいです。

 

最後はアマンダがオリビアに語ります。「家族と離れたくてNYまで来たけど、どれだけ走っても逃げ切れないみたい」

 

~~~~~感想~~~~~

 

●やっとバネッサ・ハディードのことが分かってきましたね。

 

出世欲が強くて、被害者救済より検挙率、の人で、オリビアとは対立することが多かったのですが、検察官としての正義感はしっかりした人物でした。

 

エスタブリッシュメントとのつながりがキャリアの役に立つと思っていても、信念は曲げないというか。

 

今後もぶつかることはあるでしょうけど、少なくとも裏のある危険人物でなくてよかったです。

 
 
 
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●ロリンズ家は落ち着かないなあ😞 

事態の深刻さが分かっていないキムにフィンもはっきり釘をさしてたけど・・・

 
 
 
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家族にはこういう面もあります・・・

 

キムが今度こそ更生してくれるといいですね。

キムはこれまでに4シーズン、5エピソードに登場。もっと出てるかと思ってました。それだけ俳優さんの演技力・説得力が大きいということでしょう。

ちなみに父ジムはシーズン22にも出てくるようです💦

 

●今回は潜入捜査? おとり捜査? が何度もありました。

キャットはさすがの元風紀課で安定感ありましたね。

 

●冒頭のママ・アマンダ、可愛かったなあ。

2人をベビーカーに乗せてワンちゃん(フラニー)もリードでいっしょにラン? そりゃ膝も痛めてしまう。

 

信頼できるシッターがいて、確かに理解のある職場だけど、働くママはやっぱり大変なんです。

 

●最後に、これまでのSVU(1999-2020)まとめ動画を。

本国では「LAW & ORDER: ORGANIZED CRIME」がスタートしまして、ステイブラー振り返りの意味も込めてです。

↓冒頭は「LAW & ORDER」本家の映像。パイロット版と2020のオリビアのインタビューがメインです。

 
 
 
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