カノンの海外ドラマ漂流記

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ドラマ「LAW & ORDER: SVU 性犯罪特捜班」シーズン22Ep14 感想 ~ 凶悪犯が8年育って帰って来た

FOX放送中のシーズン22第14話「サイコパスの暴走(Post-Graduate Psychopath)」ネタバレ感想です。

 

子供だった凶悪犯が成長して一般社会に戻ったことから事件が始まる、というものでした。

S14Ep19(2013年)のあいつです!

 

 
 
 
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↑メインはロリンズ。オリビアが指揮官として支えます。こんな爽やかなシーンはありませんが、この写真、好きなもので。

 

 

~~~簡単概要~~~

S14Ep19 「感情の在処(Born Psychopath)」10歳の少年ヘンリー・メスナーが、妹を傷つけ、犬を殺し、放火して家族を殺そうとした事件。ニック・アマーロ刑事は撃たれました。

 

その狂暴性からサイコパス=反社会性パーソナリティ障害と診断され、施設に収容されましたが、18歳になり家族(父トム)が退所を申請。ヘンリーは裁判所で退所が認められます。

 

そしてヘンリーは家族を殺し、レイプ事件を起こし、妹を人質にしてたてこもる事件を起こしました。

 

子供ヘンリー、怖かったです。

当時の映像がたくさん出てきて、こんな子供でも犯罪者になるんだ、末恐ろしいと衝撃だったのを思い出しました。

↑フアン先生、お元気かしら💛

 

主なキャストを通して事件を紹介します

 

■犯人:ヘンリー・メスナー

8年間、ヘスランド精神科施設に入所。18歳になり、父トムが同居したいと要望し、担当の精神科医も「模範的な患者だ」と証言。裁判所に退所を認められる。

 

演じるのは、昔も今もイーサン・カトスキー(Ethan Cutkosky)。

「シェイムレス  俺たちに恥はない」のカール・ギャラガー役だそうです。

 

■その家族:父トム・メスナー、母ヴィオラ、継母ホリー、妹ルビー、異母弟アーロ

実母ヴィオラは5年前に事故死。ヘンリーは、不在だったルビー以外を全員刺し殺します。

父トムは「家族が愛情を注げば大丈夫」と信じていましたが、ホリーは不安で護身用にトムに銃を持ってもらいました。ヘンリーは銃を奪って逃走します。

 

■被害者:リビー・ブランドン

施設で最初の5年間、ヘンリーを担当した医師の娘。ヘンリーは学生を装って押し入り、ロープで縛りレイプしタバコの火を押し付け、首を絞めるなど暴行。奪われたクレジットカードが使われました。

 

■妹ルビーの友人宅:母メーガン・デイビスと娘シャーロット

家族トム、ホリー、アーロが殺された時、友人宅にいて無事だったルビー。そのままデイビス家に匿われますが、ヘンリーは警備の警官、母と娘を襲ってルビーを連れ出します。

 

■ジェシー・ロリンズ

アマンダ・ロリンズ刑事(ケリー・ギディッシュ)の長女。ヘンリーは公園でジェシーに接触、ぬいぐるみを渡します😱

 

■ピーター・リンドストローム先生(ビル・アーウィン)

NY市警が委託している精神科医。オリビアの担当医でもある。最後、逮捕されたヘンリーの精神鑑定をしました。

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医師をだましたヘンリー。犯行一覧

冒頭から、変わっていないことが一目瞭然のヘンリー・メスナー

裁判所での審問(でいいのかな? 退所可能かどうかを精神科医の証言などから判断する)がうまく行って、誰にも見られないようにほくそ笑んでました😱

 

施設に入っていた10年のうち、後半5年間を担当した精神科医マッキー医師は「模範的な患者です。当初はサイコパスとされましたが、診断は覆りました」と太鼓判。

え、サイコパスって治るようなものだっけ・・・は一旦置いといて。

 

後にオリビア・ベンソン警部(マリスカ・ハージティ)は、サイコパスはグループ療法で演技を覚えるという説もある、と話していました。

 

家族で見守るという父トムに引き取られ、同居を始めて4か月で事件を起こします。内容は・・・

 

●金曜の朝。朝食中の父トム、継母ホリー、異母弟アーロ5歳を刺殺。凄惨でした・・・

トムの銃を持って出たようです。

●金曜の夜、リビーをレイプ・暴行。ぬいぐるみやカードを奪う。

●土曜の朝、公園でジェシーに接触。ロリンズが電話で目を離した隙に “スノーボール” という名の白い犬のぬいぐるみを渡して話をしていました。

ぬいぐるみはリビーの部屋から奪ったもの、“スノーボール” は10歳ヘンリーが殺した犬の名前です。

●その後、ルビーが滞在していた友人宅デイビス家へ。警備の警官を拘束、母娘に暴行、ルビーを拉致して逃げました。

 

↓はリビーが襲われた部屋で。

キャット(ジェイミー・グレイ・ハイダー)と一緒に捜索したフィン(アイス-T)が「手口から、一度逮捕されたら出てこないはずだ」と話したほど、きわめて狂暴な異常な犯行でした。

 

誰もが「まさか退所していないはず」と思っていた

 

ヘンリーが容疑者として浮かんだのは、リビーに聴取をしてからでした。

手口から明らかにサイコパス。

ヘンリーは、オリビアもブランドン医師も「まさか出てきていないはず」と信じ切っていたほど狂暴でしたから

でも、担当医の娘を襲い、当時捜査したロリンズにメッセージを送ったわけで、ここからヘンリーを探すことになります。

 

ヘンリーの足取りがつかめたのは、恋人と写真を共有していたため。ヘンリーはビデオゲーム経由で連絡をとっていたらしく、施設時代の友人と恋人であるその姉コーラにたどりつきます。

↓スマホには、ジェシーやリビー、ルビーの写真もありました。

母ロリンズの恐怖と怒りははかり知れません・・・💢

 

裁判所でヘンリーの退所を後押ししたマッキー医師は「私を含む精神科医3名が証言した。初めの頃の狂暴性はもう見られなかった」と驚いてました。

「30年続けているが、こんなに完璧に騙されたことはなかった」とも。

 

でもオリビアが言った通り「8年間で正常に見せる技を学んだ」わけです。

 

ルビーの友達シャーロットの話から、ヘンリーは「乗り物に乗る」と言っていたと分かり、閉鎖中だった近くの遊園地ベイヴィル・パークを捜索することになりました。

 

ロリンズ VS ヘンリー。「頭の中を探る」

 

遊園地のからくり屋敷 FUNHOUSE に立てこもったヘンリー(とルビー)に気づいたロリンズは、応援を待つようにというフィンに反して1人中に入ります。↓鏡が続く室内です。

 

緊急出動部隊が集結するなか、銃を持たせてルビーを解放させ、ヘンリーと1対1。話を続けます。

 

ルビーは、ヘンリーがアーロに嫉妬していたと話しましたが、ルビーにもお前がママにチクったから施設に入れられたと怒ってました。

ロリンズは、「施設に入れさせたのは私。相棒(アマーロ)を撃ったから」と説得。

 

ヘンリーはさらに、子供の頃は海やこの遊園地によく来ていたこと。6歳のとき、海でオスカーという友達とその母親が溺死したこと、自分はただ浮かんでいたら沿岸警備隊に発見された、怖くなかった、そのとき自分の性質を知ったとを話しました。

それから、オスカーが死ぬ瞬間を見られなくて残念だったとも言ってました。

 

緊急出動部隊の突入直前、ロリンズは、一緒に来るなら守ってあげると説得を続けます。10歳のとき、僕が近づいても逃げなかったねと言うヘンリーを死なせたくないから、と。

で、ヘンリーは投降し逮捕されます。「自分を抑えられなかった。僕は病気だ」

 

ロリンズはオリビアに「頭の中がどうなっているか探ろうと思った。今回の暴走を8年かけて企てた。収容先がどこでも一生出しちゃいけない」と話します。

ヘンリーはパトカーの中で不敵に笑ってました🤨

 

問題は責任能力があるか、だけでなく・・・

 

警察で、リンドストローム先生がヘンリーと話をします。

リンドストローム先生、怒ってました💢 「外に出した医師の免許を剥奪すべきだ」

口調はいつも通り冷静なんですけど。

 

検事補カリシ(ピーター・スカナヴィーノ)もいっしょに今後の方針を話しあいますが、難しい問題です。

 

法的に責任能力はある。自分が何をしたか分かっている。自分に有利に振舞うこともできる。

●10歳のときから無感情と無感動の項目で標準を逸脱していた。生まれつき脳が普通と違う。

弁護側は人格障害を心神喪失に結びつけるだろう

●リンドストローム先生いわく、刑務所は囚人500人に精神分析医は1人。医者としては、そんな環境に置くべきではない・・・

 

で、実際に裁判では、責任能力があると判断されたにもかかわらず、弁護側は心神喪失による無罪を主張。「NY州が退所を許可したのが間違い。事件は州の責任です

 

さらにヘンリーは暴れ出し、カリシに鉛筆を突きさして、パパを連れて来てと叫び再拘留されます

 

異常を装うために刺し、望み通り刑務所でなく施設に戻る策略でした。

↓病院にて。

 
 
 
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最後、ロリンズは、投薬治療を受けるヘンリーに面会します。薬で大人しくなっている(ように見える)ヘンリーに「死なせたくないと言ったのはウソよ。もしまたカリシや家族に近づいたら私が殺す」とキッパリ伝えました。

ヘンリーは口をゆがめて笑ったように見えました。

 

~~~まとめ感想~~~

●カリシ負傷に加え、何より娘に近づいたことでロリンズの怒り爆発の回でした。 

 

ロリンズのあぶない接近戦は見どころの一つなんですが、今回は幼い娘が標的になったわけでつらかったですね。

 

●ヘンリーは、親の愛を独り占めしたかったみたいなことを匂わせてましたけど、戦略かな。そういう部分があったとしても抑制できないということでしょう。

 

そもそも精神病質者のサイコパスは先天的な要因が大きいイメージで、セリフを借りれば “脳が違う” わけですから。

主な特徴は、共感力が低い、恐怖を感じないことなど。

 

ちょっと前に「サイコパス 秘められた能力」という本が話題になりましたけど、多くの人が多少はもってる気質のようなもので、全員が犯罪者になるわけではない、強い行動力がプラスに働く場合もあるといった内容だった気がします。素人なので不確かですが。

 

でも今回は、サイコパス=生まれついての凶悪犯として使っていました。

 

●問題は、そういう人物に対する制度をどう運用するか、法的にどう扱うかということなんでしょう。

 

リンドストローム先生が言っていました。「本来、法律と精神医学は相いれないものだ。法律は客観的だが精神は主観的で・・・」で発言打ち切りになりましたが。

 

精神医学は本当に難しい分野だと思います。

効果を上げることも多いでしょうが、今回は、きちんと精査すれば防げたのではないかというケースだったところが重いです。

 

●遊園地のシーン。ほとんどはロケでしたけど、鏡の部屋はセットを作ったそうです。↓脚本家チームの投稿より。

法廷もセットなんですね。びっくり😲

 

●ジェシー役は双子ちゃん。ノアもいっしょに2019年の写真です↓

 
 
 
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●オリビアは、ステイブラーのこともありリンドストローム先生に予約したそうです。

シーズン22は残り2回。ステイブラーも再登場しそうですね。

 

 

 

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