カノンの海外ドラマ漂流記

気ままな海外ドラマ中心のブログです。ネタバレ記事中心です。

邦題って難しい・・・「ニュー・トリックス 退職デカの事件簿」

■つぶやきコーナーです。作品紹介というよりは日々の覚え書きなど■

 

2003~2015年のドラマ「ニュー・トリックス 退職デカの事件簿(New Tricks)」見始めました。amazon prime video で全12シーズン、各7~10話くらい。huluでも配信中。

 

楽しいです! とってもよく出来たクライムドラマ😆(後半になるとメンバーの入れ替えもあるらしいけど)

大満足で日々充実しているのですが、それにしても「退職デカ」って・・・😅

 

日本語タイトル、つける人の苦労をストレートに感じて笑ってしまいました。あまりにレトロな味わいに視聴を迷ってしまってた。ごめんなさいです。

 

日本語のサブタイトルは「刑事○○」とか「○○警部」「探偵○○」は競合多すぎ、○○の固有名詞が定着するには時間がかかるし。

 

「女刑事○○」「新米刑事」はぎりぎりとして「美人検視官」は脱力だわ、とか「ゆる刑事」って何だろう、コメディに違いないとか、みんな勝手に思い込むし(未検証)。

 

作品の雰囲気、味わいも伝わるようにしたいもんですが、「ニュー・トリックス」はチームものだけど「○○犯罪課」とか「○○特捜班」だと硬派すぎ。

 

ロンドン警視庁の人手不足から、退職した元刑事を集めてコールドケースの調査チームを作った、というお話です。渋い英国オジサン俳優のドラマね、と思ったら、渋い俳優陣には違いないけどコメディ要素満載、笑える演出が多くて、でも事件は本格派🌟

 

だから、1人の名前じゃなくてチームもので楽し気な雰囲気も必要となると・・・うーん・・・やっぱり「退職デカ」? 昭和な雰囲気だけど。「ニュー・トリックス」だけでもよさそうですが、分かりやすさが大事ということで。

 

そんなわけで平均年齢高いんですが、それだけに演技力・存在感抜群の個性派揃いです❗

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ちなみにチーム名はユーコス UCOS(the Unsolved Crime and Open Case Squad)。

 

ボスは現役サンドラ・プルマン警視(アマンダ・レッドマン)。美人なんだけど強気で仕事ひと筋、迫力系のコワモテ(でいいかな)です。

 

で、チーム3名のうち、↑上の写真・真ん中がリーダー格のジャック・ハルフォード元警視正(ジェームズ・ボラン)。サンドラの元上司でとても優秀、表彰多数、いちばん冷静に見えて案外お茶目。いつも亡くなった妻の墓に話をする。

 

左はジェリー(ジェラルド)・スタンディング元巡査部長(デニス・ウォーターマン)。おしゃれでグルメな不良オヤジです。元妻3人、それぞれの間に娘が1人ずつ。全員仲良しでよく一緒に集まっている。社交的で情報収集力抜群。

 

右はブライアン・レイン元警部補(アラン・アームストロング)。早期退職組で、元アルコール依存症、抗うつ剤服用中。ニックネーム「記憶屋レイン」だったかな、あらゆるデータを記憶してしまうこだわり派で妻エスターをこよなく愛してます。ディケンズでも警部でしたね。正反対のキャラですが。

 

 

 

 

シリーズ当初、全員50~60代ですが、全然落ち着いてないんです😅 

子供っぽくて悪ふざけも多くて、突拍子もない実験をしたり、走り回っては息切れしたり、警官じゃないから違法捜査も躊躇しません😤 

それが安っぽい悪ノリにならないところが演技力なのかな。

 

New Tricks とは、主題歌の歌詞 You can't teach an old dog new tricks(老犬に新しい芸はムリ)にもなっている英語のことわざから。ハイテクもローテクも関係ない、俺のやり方で生きていく~~というお気楽なカントリー調の歌でした。

 

もともとは単発ドラマの予定で作られたので S1Ep1 のみ1時間半。人気がでたので一年後にシリーズ化されたというのも納得です。

 

ちょっと前のドラマですが、謎解きも面白くて、いい意味で期待を裏切ってくれた破天荒ドラマです🎵

↓S1Ep1

パイロット

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