カノンの海外ドラマ漂流記

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ドラマ「LAW & ORDER: SVU 性犯罪特捜班」シーズン22Ep15 感想 ~ DV被害者は夫? 妻?

FOX放送中のシーズン22第15話「夫婦の闇(What Can Happen In The Dark)」ネタバレ感想です。

 

ロリンズが復帰して、全員揃った総力戦。

内容も、性犯罪の捜査から法廷まで進む「LAW & ORDER」らしい構成でした。

 

前回のサイコパス、ヘンリーも真っ青のキャラが登場します😱

 

↑「SVU」「Organized Crime」ともにシーズンファイナル直前!

 

 

~~~簡単概要~~~

たぶん40代くらいの大柄な男性が性犯罪の被害者に

 

病院関係者と警察は捜査したい、被害者本人は警察沙汰にしたくない。

でも、今度は男性が加害者として訴えられる事件が起き、警察は捜査を進めます。

 

タイトル通り「夫婦の闇」が明らかになりますが、裁判へのハードルは高かったです。

 

外からは分からない「夫婦の問題は難しい」

でもオリビアの方針はブレなくて「被害者のために闘って」でした。

 

前半が家庭内DV事件の捜査、後半が裁判という王道 LAW & ORDER でした。

 

主なキャストを通して事件を紹介します

 

■被害者:夫:アンディ・リチャーズ

ガーランド警視正(デュモア・バーンズ)の隣人

工事現場で働いているが、不慣れで同僚とケンカになる。元は劇団の俳優。コロナで劇場が閉館し、失業したもよう。

 

アルコール依存症。誰もが優しく穏やかでいい人だという。

工事現場でケンカをした後、自宅で倒れ救急搬送される。性的暴行を受けていた。後に、妻を刺したとして通報される。

 

■加害者:妻:ダイアナ・リチャーズ

チェルシーでギャラリーを経営。新進気鋭のアーティストを扱っており、仕事では最初の夫の姓 ORSINI FOWLER を使っている。元夫は金融関係(ヘッジファンド・ガイと言ってるような)。莫大な慰謝料をもらったらしく、豪邸に住んでいる。

 

家庭ではダイアナが稼ぎ頭で支配的。首から出血し、「夫に刺された」と虚偽の通報をする。

 

■リチャーズ家の息子:チャーリー

8歳。とても可愛くて礼儀正しく内気。

アンディが倒れた時に隣のガーランド家に助けを求める。両親の事件の間、ガーランド家に滞在。

 

■チャーリーのシッター:ジョイ・メルカド

チャーリーがとてもよくなついている。

アンディのことを「いい人すぎる」と言い、氷を頼まれることがある、泣いているのを見たことがあると説明。

後に裁判でも証言する。

 

■ガーランド警視正の妻:ラマイ

弁護士。円満な家庭の賢い妻というイメージ。家族が出てくるのは S21Ep18 以来ですね。

↑唯一なごめるシーン😊素敵なカップルです。

 

経験豊かなオリビア(マリスカ・ハージティ)を信頼し、隣家リチャーズ家の話をする。

「子供同士が仲良し」「ダイアナは私たちに無関心でとっつきにくい」「チャーリーは父親にべったり」「母親は子供の遊ぶ約束を連絡するだけ。連れて来るのは子守」

 

■ガーランド警視正の娘:アビー

明るく賢く活発。チャーリーを友達として支えます。

アンディが倒れた日、アビーが熱を出したため在宅していたガーランド警視正がアンディに付き添いました。

 

■看護師:ルディ・シンダーガード

やっと名前がわかった😅

時々登場しては捜査に協力してくれる頼れる看護師さん。気は優しくて力持ちタイプですね。

性暴力対応看護師として、SVUと連携する役目のようです。

 

↑は、隣人としてアンディを病院に連れて来たガーランド警視正に、ただのケガじゃない「ベンソン警部を呼ぶべき」と話しているところ。

後に裁判で証言します。

 

■ダイアナの弁護士:エリック・ギャリソン

切れ者でした🤔アンディ&検察側証人を追いつめます。

 

男性がDV被害者という珍しいケースだった

 

頑なに暴行を認めないアンディ。ですが、診察の結果、目の周りにはアザ、失血し会陰裂傷という状態。明らかに性暴力によるものです。

 

オリビアは長年の経験と直感でわかるといい、誰かをかばっているなら他にも犠牲者がいるかも、と説得します。

アンディは、つい「彼女、いや彼は知らない」と口を滑らせ、オリビアは女性が加害者だと確信しました

 

訴えがなければ捜査できませんが、オリビアはラマイに隣家の事情を聞き、フィン(アイス-T)キャット(ジェイミー・グレイ・ハイダー)は、シッターに話を聞いて、ダイアナが支配的だったことが分かります。

妻が夫に対してDVをし、虐待していたらしい。

 

ギャラリーで話を聞くロリンズ(ケリー・ギディッシュ)に対し、ダイアナは、アンディが失業してから性生活が変わった、刺激が必要になったと話します。

SM的なプレイのなかで、自分で道具を使った自慰行為ではないかと。

 

つまり、典型的な被害者叩き。オリビアは、経験から虐待の話をでっち上げる人はいないとして、被害者アンディのために闘ってと指示します。

 

アンディに刺されたとダイアナが通報

 

ですが、先にダイアナが動きました。ダイアナは夫アンディに刺されたと通報します。

 

●妻ダイアナの供述は

警察に何を話したのかと夫に怒鳴られた。正直に話したら彼がキレた。アンディがカウンターのナイフを取り、後ろからつかみかかり、首に押し当てた。

息子は2階にいて犯行は見ていない。自分でバスルームに逃げて通報した。

 

●夫アンディの供述は

妻の言う通りだ、の一点張りです。捕まった時は、顔が赤く朦朧としていて酔っているのは明らかで、何も覚えていませんでした。

フィンとカリシ(ピーター・スカナヴィーノ)に尋問されて、ナイフを引き出しから出して振り回したに違いない・・・といい加減😔

顔を見合わせるしかないです。

 

●息子チャーリーの話は

ガーランド家で落ち着いてきたチャーリー。食卓で話をし始めました。

ママは誤って自分でナイフでケガした、自分はキッチンで見ていて絆創膏を渡した、パパは2階にいた

↑↑

警察はチャーリーが正しいと確信しますが、子供の供述には親の同席がマストなので採用できません。

ただ、通報したダイアナを信じるなら、アンディを義務的逮捕しなくていはいけない

ダイアナは警察沙汰は困る。そこで弁護士を呼んで、これは事件ではなく単に夫婦の問題だと主張。

カリシは検察として、ダイアナを拘留はしないが捜査対象になったと伝えました。

 

アンディは息子のために裁判で闘うと決意

 

アンディは、「妻の言う通りでいい」「妻は俺を愛している」と言う。完全なDV支配下の発想です。これまで何度も、DV男に対して女性たちが言っていた言葉です。

 

オリビアは冷静に、残念だけど状況がよくなることはない。自分だけの問題じゃない。いずれ子供を奪われてしまう、と説得。

 

きっと陪審員は信用してくれないと弱気なアンディですが、何とか告発することになりました。

 

裁判は厳しい。問題は証言の信頼性

 

ダイアナの弁護士が頭が良くて弁が立つんです。カリシ大ピンチ😟

 

●シッター、メルカドは不法滞在

シーツにも下着にも大量の血がついていたこと、ダイアナがボスだったと証言。

ですが、不法滞在でビザ申請に協力してくれないダイアナに怒っているからだろうと弁護士に追及されます。

 

●看護師、シンダーガードに他の事例を聞く

肛門に異物を挿入された男性患者のことを訴えます。笑う医師もいるが生死に関わる、合意のうえなら潤滑剤を使用するはずだと。

 

ですが、以前勤務していた病院で、薬物や酒を摂取した男性が自ら行うことがあっただろうと指摘されました。

 

●オリビア、二転三転した証言を聞かれる

オリビアは、家庭内の性的暴行被害者、特に男性は口を閉ざすことが多い、DVでは特に子供の親権が絡む場合、被害者は虐待者をかばう傾向にある、と証言します。

 
 
 
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さらに、これまでの経緯を質問されます。

弁護士は、アンディが当初、ケガの理由を隠したこと、捜査に協力しなかったことなどを列挙し、信頼できない人物だと匂わせます

 

●アンディ、犯罪でなく性生活の話だとすり替えられる

一度は逃げ出し、バーで飲酒してしまったアンディをガーランド警視正が連れ戻します。が、完全にやり込められてしまいました。

 

証言したのは、妻は短気で殴られたこともある、寝室でも支配的だった。自分は大抵のことは受け入れる

事件の日、異物を肛門に挿入され、痛くて頼んでもやめてくれなかった。妻は決して暴力をやめない。息子に虐待を受け入れさせたくない

 

しかし、妻よりも大柄なのに立ち去らなかった、今も酔っている、犯罪ではなく性生活に関する夫婦間の意見の相違だと迫られ、気を失ってしまいました・・・

 

決め手はダイアナの脅迫。 暴力性を証明

 

一度は休廷→延期になりかねない事態でしたが、被害者は証言を続けるとカリシが粘りました。

 

妻を怒らせたくなかった、怒ると人が変わると証言を始めたアンディの携帯に、ダイアナから脅迫メールが届きます!

接触は明らかに規則違反。カリシは法廷で読み上げるように言いました。

 
 
 
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メールの内容は、お前は無価値だ、負け犬だ、二度と息子に会わせない・・・などなど💢💢

さらにあと7通届いていて、ダイアナの支配的で暴力的な性格を立証することになりました。

 

↓その後、カリシは最終弁論の準備中。

親密なパートナーによる暴力は、身体的だけでなく感情的な虐待でもある、恐怖を植え付け相手を支配する、と。

そこに弁護士がやって来て取り引きの話になりました。

 

収監はなし、親権は争わない、自宅に住み続けていい、養育費も払うなど都合のいい提案をしてきましたが、ダイアナが守る保証はありません。近くにいればまた支配できると思っていることは明らかでしょう。

 

最終的に、保護観察1年、子供が18歳になるまで性犯罪者登録されることになりました。これで親権争いはできなくなります

 

最後、ダイアナはアンディに真っすぐ近づき、問題解決に取り組みたい、あなたを傷つけたと思っていなかったと話します。

アンディは、「チャーリーとは会わせるが、俺の人生には関わるな」と別れを告げました。

 

~~~まとめ感想~~~

●男性が女性から性的虐待を受ける場合、さらに言いだしにくい状況になるのは分かる気がします。

でもやはり女性被害者と同じで、自分が我慢すれば何とかなる、相手は自分を愛していると思うことで支配されてしまう。

 

今回は、いずれ息子まで虐待されるという恐怖から何とか断ち切ったようでしたが・・・最後のシーンを見ると、ダイアナはあきらめてない気がするなあ。

 

支配欲を満たしてくれる新しい相手を見つけるまで執着しそうです。

 

●今回「義務的逮捕」覚えました。

明らかにDVの可能性がある場合、逮捕する義務があるという事らしいです。令状無しでも。何が何でもまずは被害者保護、ということかな。

 

DV対策のまとまったページを見つけたのでここへ。

 

●あと、映画「ビリーブ 未来への大逆転」思い出しました。

オリビアのオフィスにRBGの写真が飾ってあるからなんですが、ルース・ベイダー・ギンズバーグが男性への性差別撤廃で勝利した裁判がメインだったと思います。

 

●しかし、怖かったです、ダイアナ~~~😱😱

テキパキとしたビジネスウーマンで良き母かと思ったら・・・暴力シーンは無いんですが、だんだんとこの人なら躊躇なく暴力をふるうだろうと思わせる不気味さが増してきます。

 

怒ってる時、明らかに表情が消えます。怖い顔になるんじゃなくて人間性が消える感じ。迫力でした。

 
 
 
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↑殊勝な顔してるシーンです。隣が弁護士役のリー・ターゲセン。LAW&ORDERからSVUやCriminal Intent など全シリーズ中・計6エピソードに登場。他にも色んなドラマで遭遇するので気になってました。

 

ダイアナ役はアンナ・ウッド。デイン・デハーンの奥さんだった❣

 
 
 
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アンディ役マイケル・グラディスとは、「マッドメン」などでも共演していたとても親しい友人同士らしい。

アンディもはまり役でした! お酒が入っているとき、感情が不安定になるときは、言動は平静でも顔が赤らんでこっちも心拍数上がりそうでした。

 

●一つ疑問だったのは、ダイアナの元夫。話を聞いたら、ダイアナの暴力性を示す何かが出てくるんじゃないか、それが切り札になるんじゃないかと思ったんです。

 

時間が足りなかったのかなあ。

ヘッジファンド・ガイですから、大金を払ってでも別れたかったということなんでしょう。

 

●携帯はですね、ポイントだと思いましたよ。

休廷中のアンディ、アンディ証言中のダイアナ、ともに携帯を見てましたから。怒りにまかせて行動すると失敗します。

  

●なお、最初のほうで、根拠がないと令状は取れないというカリシにロリンズが「女性が被害者だったらどうなの?」「そういう説教はキャットだろ」というやりとりがありました。

ロリンズ父の遺書のことなど一気に説明してくれて、カリシ妹の婚約者の話もでました。やはり男性が被害者というケースで、シーズン16でしたが結婚したみたいです。 

 

 

次回、いよいよシーズンファイナルです。

 

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