カノンの海外ドラマ漂流記

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「私立探偵ストライク」シーズン1 感想 ~ リアルなロンドンの空気が楽しい! HBO配信終了につき・・・

この番組が切り取ったリアルなロンドンの空気が気に入ってます。(現地をよくご存じの方、突っ込まないでください)

 

amazon prime video での HBO 作品の多くは2020年いっぱいで配信終了と知ったばかりで、途方に暮れています・・・なので慌てて簡単感想です。

BBC ONE制作ですが、配信がHBOだったのでしょか。

 

一匹狼の私立探偵×賢すぎる助手のバディもの

「私立探偵ストライク」(原題 C.B. STRIKE)舞台は現代のロンドン。メインキャラクターはこの2人。

私立探偵コーモラン・ストライク(トム・バーク)とその助手ロビン・エラコット(ホリデイ・グレンジャー)

いいコンビなんです! 協力して難事件を解決するバディものといっていいのではないでしょうか。

 

原作は、ロバート・ガルブレイスことJ.K.ローリング

「ハリー・ポッター」の作者という先入観なしに読んでもらうため、あえて男性名義で発表した作品でした。

第1作は2013年「カッコウの呼び声」。wikipediaによると、デビュー作にしてはクオリティが高すぎるので新聞社が調査してJ.K.ローリングだと公表したそうです。

 

「私立探偵コーモラン・ストライク」シリーズはこれまでに4作刊行。日本では、「カッコウの呼び声」(上下巻)、「カイコの紡ぐ嘘」(上下巻)が講談社から翻訳されています。

 

2017年にBBC ONEで放映されたのはこの2作がもとになった計5話。2018年放映の「悪しき者たち」2話を加えた計7話がシーズン1としてamazon prime videoで公開されています。配信元はHBOだったらしく、2020年12月31日で配信終了なんですけどね・・・。

(その後どうしろと???)ちなみに本国では「Leathal White」4話が2020年放映。

 

父はロックスター。アフガン帰りの探偵役はトム・バーク

偏屈なコーモラン・ブルー・ストライク役はトム・バーク

父は有名ロックスター、亡くなった母レダはファッションモデルで伝説のグルーピー。▶ミック・ジャガー級ですか? という設定です。70年代くらいに撮られた母の写真や父の音楽仲間が出てきたり、もちろん一家そろって有名人なのでパパラッチや報道陣に囲まれて、ゴシップ紙に出たりします。

 

自身はそんな境遇から距離を置きたくて?軍人に。オックスフォード大中退後、英国陸軍の憲兵隊で活躍するも、アフガンで片脚を失い、現在は義足という人物です。軍警察時代の、つまり軍での刑事としての経歴が探偵業に役立っているわけですね。

 

生まれ育った環境のせいか、軍歴のせいか、もともとの性格か、ひねくれてます。経済的にも困窮してますが、その人脈が役に立ったりもする。

でも正義感が強くて情に厚いところがトム・バークにぴったり。「マスケティアーズ」ではアトス役!

最近は「Mank/マンク」でオーソン・ウェルズでした。

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トム・バーク本人も俳優一家の出。1981年、ロンドン生まれ。ドラマ「戦争と平和」にも出てました。ゴッドファザーはアラン・リックマンです。

 

そして賢く凛々しい万能パートナー、ロビン・ベニシア・エラコット役にホリデイ・グレインジャー

1988年、マンチェスターのディズベリー生まれ。「チャタレイ夫人の恋人」では、恋人がリチャード・マッデン、

夫がジェームズ・ノートン。

「ボルジア家」ではルクレツィア・ボルジア役。

 

心理学を学んだロビンは、派遣の秘書としてストライクの事務所で働き始めます。仕事ができて有能なパートナーになり、さまざまな事件を通してストライクとの信頼関係が深まります。

恵まれた家庭のお嬢様で、優しい婚約者がいて成績優秀でしたが、学生時代にレイプ被害にあい中退していました。

心に傷を抱えながらも探偵業に夢中になり、前向きに頑張る役どころです。行動力があって頭がよくて、ワトソン並のバディになりました。

 

シーズン1では、ロビンの結婚式にストライクが出席するシーンで終わります。

 

カルチャーシーンやライフスタイルが楽しめました

第1~3話「カッコウの呼び声」は、スーパーモデルの自殺と思われていた事件を捜査し、ファミリーの問題が浮かび上がります。

第4~5話「カイコの紡ぐ嘘」は、出版界を舞台に失踪した作家を探す物語。

第6~7話「悪しき者たち」は、ストライク自身が標的になります。少女虐待事件にストライクの過去、ロビンのプライベートもからんだ事件でした。

 

音楽・ファッションなどのエンタメ界、出版界、軍やロードムービー的要素、ロビンが育った堅実な家庭の雰囲気など・・・とても幅広い描写が楽しめました。

ストライクとロビンはパートナーであり兄妹のようでもあり、シーズン1では切ない関係で終わっています。 

 

各エピソードのキーパーソンももちろんですが、ちょこちょこ登場するレギュラー陣のなかで気に入っているのは、まず刑事のウォードル役キリアン・スコット

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やっぱりひねくれ者でロックなテイスト。ストライクとは反目しつつも認めて協力する関係になります。

キリアン・スコットは1985年アイルランド出身。映画「トレイン・ミッション」や英国の映画・ドラマで活躍中です。

 

そして、大好きシャンカー! 演じるのはベン・クロンプトン

 
 
 
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Ben Crompton(@admiralackbar74)がシェアした投稿

ワルで、お金で協力する仕事仲間であり、いつも仕事の一線を越えて助けてくれる・・・はずが少々頼りなくて、でも一生懸命。刑事ドラマでお馴染みのドアを蹴破る! がなかなか成功しません。「GOT」ではナイツウォッチのスチュワートでした。

 

  

個人的に。兄のせいで、同級生がアイドルに夢中になる時期に70年代ロックを聞かされて育った身としては、ストライクの身の上が楽しかったです。

このドラマのロンドンの雰囲気、気に入りました!(繰り返しますが、実際の現地に詳しい方、突っ込まないでくださいませね)

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