カノンの海外ドラマ漂流記

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ドラマ「ライン・オブ・デューティ」シーズン4 Ep1 感想 ~ タンディ・ニュートン登場! 連続犯を追います Netflix

英国を代表する骨太クライムドラマ「Line of Duty」2017年に放映されたシーズン4のネタバレ感想です。

これまでのお話はこちらへ。その中でメインキャストについてはこちら

 

前シーズンまではBBC Twoでの放映でしたが、このシーズン4からBBC Oneで放映されました。

 

ロンドン警視庁の汚職捜査班AC-12(エーシートゥエルブ)が警察内部の不正や汚職を捜査、進行中の事件の真相に迫る物語です。Netflix配信中。

 

 

女性を誘拐・殺害。連続犯を追うタンディ・ニュートンが捜査対象

 

 
 
 
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放映は「ウエストワールド」シーズン1の翌年ですね。

おなじみのAC-12↑ が捜査するのは、ロズ・ハントリー警部(タンディ・ニュートン)

重要事件の捜査班を率いるリーダーです。

 

シーズン1から続いた “キャディ” 問題やデントンの事件が一段落し(まだ謎は残っていますが)、新たなチャプターに入ったといえるシーズン4。

 

まずは、登場人物の紹介とともにストーリーをおさらいします。

 

捜査中の事件は・・・

 

2人の女性が誘拐され、殺されます。そして3人めのハナが誘拐されました。

目撃証言などから逃走した車がわかり、監禁されていた家が爆発炎上、ハナはぎりぎりで助けられました。

 

捕らえられていた家には戦利品ともいえる被害者たちのアクセサリーが遺されていました。

 

犯人の唯一のてがかりは、この画像↓

 

黒ずくめで目出し帽の謎の男です!

 

主な登場人物を通して事件の始まりをおさらい

 

■ロズ・ハントリー警部(タンディ・ニュートン)

1972年ロンドン出身のタンディ・ニュートン。映画「ミッション: インポッシブル2」や「クラッシュ」「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」、TVドラマでは「ウエストワールド」メイヴ役で有名。OBEももらってます。

 

とても真面目で冷静沈着、無駄口は一切たたかない優秀な警察官です。夫との間に子供が2人。

連続犯による事件の捜査班 “トラップドア” を率いるリーダー
数か月にわたる重大事件で大きなプレッシャーを感じている。

 

■鑑識ティモシー “ティム” アイフィールド(ジェイソン・ワトキンス)

鑑識歴15年のベテラン。一人で黙々と仕事をするなか、ハントリーに不審点を伝えますが相手にしてもらえません。

納得がいかず、同じ内部告発者だったAC-12スティーブに面会を求めます

 

顔が分かりづらいので、ハントリーと一緒の写真はこちら↓

 

■ジョディ/ロズ・ハントリーの部下(クラウディア・ジェシー)

ハントリーを尊敬していて、どんな時も指示に従い機敏に動きます。

クラウディア・ジェシーは「ブリジャートン家」のダフネの妹エロイーズ

 

■ニール/ロズ・ハントリーの部下(Mark Stobbart)

やはりトラップドアのチームの一員。ハントリーの右腕で冷静に動こうとします。

 

■ロズの夫、ニール・ハントリー(リー・イングルビー)

弁護士。多忙な妻を心配しますが・・・。

 

■ヒルトン警視長(ポール・ヒギンズ)

シーズン1からお久しぶりの再登場です。ポーク・アヴェニュー署でロズ・ハントリーの直属の上司という立場。

 

■容疑者マイケル・ファーマー(Scott Reid)

3人目の被害者ハナが監禁されていた家の住人。性犯罪の前歴があり逮捕されます。頼りなげな雰囲気で、ケイトは「3人も殺すなんて無理」といいますが・・・。

 

鑑識のティムは証拠の精査が不充分だと訴えます

 

容疑者マイケル・ファーマーを早々に逮捕し、一件落着に思われるなか、ティムがスティーブ・アーノット巡査部長(マイケル・コムストン)に面会に来て、捜査の不備を訴えます。しかも2度。

理由をまとめると

1■前2人の被害者の遺留品(アクセサリー)には、絨毯の繊維がついていた。3人目にはなかった。

絨毯の上を歩くと繊維が飛んで付着する、置いてあった時間が推測できるらしいのですが、3人目ハナのイヤリングには繊維もDNAもなかった。誰かが2人分の証拠を置いた可能性がある。

 

2■関係のない足あとが一つあった。サイズは10。マイケルは8だから合致しない。

 

3■ハナに犯人の黒い服の繊維が付着するはずだが、ハナからは検出されず、マイケルは黒い服は持っていなかった。

 

つまり、鑑識は口を封じられた、ロズ・ハントリー警部は捜査を急ぎ、マイケルに罪をかぶせたというものでした。

 

AC-12が捜査のために始動

 

テッド・ヘイスティングス警視(エイドリアン・ダンバー)はヒルトン警視長と話し、現場へのプレッシャーが大きかったことを探り出します。

 

ケイト・フレミング巡査部長(ヴィッキー・マクルーア)はケイト・フリンとしてロズ・ハントリーを訪ねます。

マイケルを取り調べ、その弱弱しい印象と居眠りをするほどやる気のない弁護士を見て不信感を抱きます。その後、正式に合同捜査のためといって潜入しました。

 

なお、スティーブは、マイケルの前歴を調査

マイケル16歳のときに、友人のジェイド15歳をレイプしたという事件でしたが、詳細は分からないままでした。

 

ティム・アイフィールド VS ロズ・ハントリー

 

3人目の被害者ハナが勤めるカフェに行ったティムは、掃除と家事代行サービスをしているハナに仕事を依頼していました。

 

ハントリーは、携帯で連絡を取った後、自宅に携帯を置き忘れてティムの家へ

 

ここで驚きの結末です。

もっと証拠を精査すべきすだというティムと、責任者の私が判断するのよと言うハントリーの口論が激しくなり、突き飛ばされたハントリーが頭を打って出血、倒れると言う事態に!

 

ティムは証拠品を袋にまとめ、さらにホームセンターで買い物をし、ハントリーが死んだと思って遺体を切り刻もうとします。

が、ハントリー警部、最後に目を開いた瞬間に終わりました。

 

~~~~~感想~~~~~

●タンディ・ニュートン、死んじゃったのかと思いました。目を見開いた瞬間は怖かった・・・。

証拠が残らないよう、鑑識服や電動のこぎり?を準備したティムも驚いたことでしょう。

 

●ロズ・ハントリーの状況として描かれるのは、注目される事件だけに重圧が激しいということ。

 

「人生を賭けた仕事なのよ」と言ってました。

子育てのブランクの後、復帰して、大きな手柄を期待されていることが息苦しいです。

 

●そしてAC-12。

ケイトは、シーズン3のがんばりで最終回に巡査部長に昇進しましたからね。先輩スティーブは、複雑な心境のようです。(AC-12歴はケイトの方が長いのですが、同じ階級になってしまいました)

でも3人揃って事件に向かう姿が心強いです!

 

次回、ティムのその後が気になります。

 

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